先日、大阪・関西万博に行ってきました。予想を上回る多くの人で埋め尽くされた万博会場にはたくさんの興味深いパビリオンがあり、その中でも特に気になったのが日本館パビリオンの中の「ゴミを微生物が分解してエネルギーにする」という展示です。
なんと、万博会場内で出たゴミを微生物の力でバイオガスにして、日本館の電力として活用しているそうなんです。
こういう話を聞くと「微生物って実はすごい力を持っているんだな」という気になってきませんか?
微生物ってどんな働きをしているの?
「微生物」と聞くと、見えないからこそ腐敗や感染症の原因など、あまり良いものじゃなさそうと思われがちです。
でも実は、私たちの生活と健康、そして地球の環境を支えてくれる大切な存在なのです。
覚えておきたい!微生物のすごい働き
*自然の掃除屋:落ち葉や生ごみ、動物の排せつ物などを分解し、土に戻してくれる
*水をきれいにする:下水処理場では微生物が水を浄化する役割を担っている
*発酵食品を作る:納豆、ヨーグルト、味噌、チーズ、チョコレートなど
*健康を守る:腸内環境を整え、免疫力アップにも貢献
*メタンガスなどの燃料をつくる
今日からできる!微生物と仲良くする暮らし
*ぬか漬けのぬかの中には、体に良い微生物がいっぱい
*コンポストを使って、生ごみを土に還してみるのもおすすめ
*抗菌・除菌グッズの使い過ぎに注意!善玉菌まで減らしてしまうかも
見えないけれど、確かに私たちのそばにいる微生物たち。ちょっと目を向けてみるだけで、暮らしがもっと健やかに、地球にも優しくなるかもしれません。