過去のコラムで、野外活動中に遭遇率の高い危険な生物としてスズメバチへの対処法をご紹介しました。
2025年はヘビ年、また、初夏になり活発に行動するようになったヘビへの対処法を今回はお伝えします。
干支のメンバーにも加えられているように、昔の人はヘビが脱皮する様子から「復活・再生」をイメージし、生命力の象徴として縁起の良い動物と考えていたようです。また金運アップの象徴として思い浮かべる方もいるかもしれません。
生態系のなかでも、ヘビは食物連鎖の上位の捕食者として、小動物が増えすぎることを防ぎ、バランスを保っているそうです。
しかし、ヘビは「毒がある」「独特な見た目」で生理的に苦手という方もいると思います。
岡山で見かけるヘビには、アオダイショウ・シマヘビ・ジムグリ・マムシ・ヤマカガシなどがいます。マムシやヤマカガシは毒をもっていますし、シマヘビは無毒ですが気性が荒く咬むことがあります。
もし野外でヘビと遭遇したときの対処法は
そっとしておく!騒がない!!つかまえようとしない!!!
です。ヘビは基本的に臆病な生き物で、何もしなければヘビのほうから襲ってくることはありません。静かに後ずさりし距離をとりましょう。
万が一、毒のあると思われるヘビに噛まれたときは、噛まれた部分を冷やして毒の広がりを抑え、落ち着いて病院を受診して下さい。
苦手な方がヘビと遭遇するとびっくりして大騒ぎしそうになりますが、相手が逃げるまで静かに待つことがお互いにとってベストな対応です!
野外活動時の適切な服装などは、過去のスズメバチへの対処法のときにご紹介しました。ぜひそちらもご覧下さい。