附属病院のご案内
当病院は岡山県健康づくり財団(結核予防会岡山県支部、岡山県予防医学協会、岡山県対ガン協会、岡山県衛生会の統合団体)の附属病院として、医療環境の変化に対応したより精度の高い病院を目指して、平成8年2月に開院しました。
診療科目は内科及び呼吸器科を中核としており、呼吸器科は、慢性呼吸不全、気管支喘息、肺結核、肺抗酸菌症、SAS(睡眠時無呼吸症候群)、肺がんなどの呼吸器疾患の専門的治療を行います。
内科では高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病などの生活習慣病の早期発見、早期治療を行います。
さらに高齢化社会を支える医療として、療養病棟を設けています。急性期の治療を終えられた後も、継続的な医療ケアが必要な方が対象であり、安心した療養生活を送れるように努めております。
スタッフ一同、皆様の「健康づくり」に貢献したいと願っております。
経営理念
地域の人びとに安心と信頼を築く医療に努めます。
経営方針
- 患者様を大切に安心と信頼を得る医療を提供いたします。
- 地域保健・医療との連携を図ります。
- 業務の改善と質の向上に努めます。
場所
〒700-0952 岡山県岡山市平田408-1
TEL 086-241-0880 FAX 086-241-9365
岡山西バイパス沿線の笹ヶ瀬川のほとりで、市中心部からはやや離れたところにありますが、みどりが多く静かで療養には最適の環境です。
- 岡電バス 【健康づくり財団・福祉センター線】
岡山駅バスターミナルより 25分
天満屋バスターミナルより 35分
大元駅前より 15分 - 大元駅前からタクシー 10分
- 北長瀬駅前からバス・タクシー 10分
各部署のご紹介
病棟のご案内
機能性と安全性を重視した医療設備を備え安心して治療できる専門的でやさしい医療や看護の提供をめざしております。
入院病棟の特徴
3階(20床)
結核病棟です。
4階(一般病床25床、地域包括ケア病床15床)
一般病棟です。主に呼吸器疾患(肺炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患及び肺がんを中心とした悪性腫瘍)等の患者さんが入院されています。
5階(40床)
療養病棟です。急性期治療を終えて状態が安定した患者さんで、引き続き病院での継続治療が必要な方が入院されています。
栄養科のご案内
栄養科は、栄養科長(医師)、管理栄養士、栄養士、調理師、調理員の総勢11名で、患者さんの食事提供及び栄養サポートにあたっています。
【当院の食事について】
食事はクックチル(調理後急速冷却を行った食品を、提供するタイミングで再加熱する調理システム)を導入し、徹底した衛生管理を行い、安全でおいしい適時適温給食を提供しています。当院の副食の食事形態には、普通食、一口大食、軟々菜食、ソフト食、ミキサー食があります。また、管理栄養士が病棟を訪問し、少しでも多く食べていただけるよう、嚥下状態や患者さんの病状に合わせた提供を心掛けています。アレルギー対応はもちろんのこと、嗜好による肉・魚禁止や、ハラール食(イスラム教の戒律に適合した食事)などの対応もしています。
【栄養管理について】
入院患者さんの栄養状態を把握し、適切な栄養管理・食事提供を行うことにより、早期回復や合併症の予防を目指して、多職種で、栄養面からのサポートを実施しています。食欲不振や疾患により食欲低下がある方には嗜好調査を行い、低栄養の患者さんには栄養補助食品の提供なども行っています。
【栄養指導について】
外来と入院中の患者さんを対象に実施しています。主に糖尿病や低栄養状態の患者さんの相談が多いです。一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて、食事の分析や食事計画の立案を行い、食習慣の改善のために少しでも実行しやすい具体的なアドバイスを心掛けています。
リハビリテーション科のご案内
さまざまな障害をもった人に対し、可能な限り身体機能を回復させ、ご本人の能力を最大限に高め、自立した生活が送れるように支援しています。
維持期のリハビリテーションを担い、獲得した機能をできる限り長期に維持することを目標に運動療法を行っています。
呼吸器疾患、脳血管障害後遺症、整形疾患など、急性期を過ぎ比較的安定期に入った患者さんのニーズに最大限対応できるようにチームアプローチに取り組んでいます。
画像診断センター(放射線科)のご案内
画像診断センターは、X線を用いた検査や画像診断の業務を主に行っています。2021年4月から放射線科医師が常勤となったことにより、外来・入院および機器開放事業によりご紹介いただいた検査(CT・MRI)において、以前より迅速に画像診断結果をお返しすることができるようになりました。
検査で得られた画像は院内の様々な場所ですぐに見ることができるようになっています。
また、隣接している出張検診・人間ドック部門と画像データの連携を行っており、精密検査機関としての利便性もあります。
もし、検査や医療被ばくなどについて分からないことや、 疑問に感じることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
所長 竹田 芳弘 医師
地域医療連携室のご案内
地域医療連携室では、地域における医療機関や保健・福祉関係機関との連携を図り、皆様に安心と信頼を築く医療を提供できるようお手伝いさせていただいています。
主な業務内容
- 地域医療機関等との連携に関する業務
患者の紹介に関する対応
入退院時における患者情報の提供
入院患者の退院支援 - 医療・福祉相談
医療費のことや心理的な問題、介護・療養に関することなど福祉制度も含めて患者や家族の不安や悩みの相談を医療ソーシャルワーカー等がお受けしております。 - 広報誌「ささがせ通信」の作成
「肺がん検診画像診断のための研修システムの構築」について
2010年4月1日~2017年3月31日の間に、原発性肺癌もしくは肺癌疑いで当科を受診された方へ
附属病院の取り組みについて
ふれあい看護体験
令和7年5月16日(金)に、地域の愛育委員の皆様を病院にお招きして、「ふれあい看護体験」を実施しました。
バイタルサイン計測や手洗いチェック、リハビリの体験をしていただきました。
また、病院食のや治療食を試食していただきました。
日常生活での看護体験や意見交換など、和やかな雰囲気での一日でした。いただいたご意見を今後に生かしてまいります。
結核感染診断セミナー
9月27日(土)に、岡山コンベンションセンターで開催し、当日は200人を超える多くの方のご参加をいただきました。
川崎医科大学の小橋先生が「よくわかるIGRA検査と結核感染診断」について、また、当院院長の西井が「院内結核感染の対策と管理」について講演しました。
講師派遣 (令和6年度)
開催日 | 令和6年7月2日(火) |
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講師 | 西井院長 |
派遣先 | 東洋電気工業(株)(50名) |
内容 | 禁煙について |
開催日 | 令和6年8月21日(水) |
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講師 | 西井院長 |
派遣先 | 社会福祉法人 天神会(63名) |
内容 | 結核、禁煙について |
開催日 | 令和6年12月13日(金) |
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講師 | 西井院長 |
派遣先 | 玉野市立八浜中学校(37名) |
内容 | 禁煙について |
開催日 | 令和7年1月15日(水) |
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講師 | 西井院長 |
派遣先 | 岡山県警本部(130名) |
内容 | 禁煙について |
開催日 | 令和6年6月22日(土) |
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講師 | 賀門副看護師長、柴田看護師 |
派遣先 | 岡山一宮高校 |
内容 | 看護出前講座 |
厚生労働大臣等が定める掲示事項
入院基本料に関する事項
結核病棟(3階)及び一般病棟(4階)は、入院患者10人に1人の看護職員(看護師及び准看護師)が勤務しています。
・8時~16時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は4人以内です。
・16時~翌8時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は30人以内です。
療養(5階)病棟は、入院患者20人に1人の看護職員、入院患者20人に1人の看護補助者が勤務しています。
・8時~16時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は10人以内、看護補助者1人当たりの受け持ち数は10人以内です。
・16時~翌8時まで、看護職員1人当たりの受け持ち数は20人以内です。
入院時食事療養費Ⅰ・入院時生活療養費Ⅰについて
当院は、入院時食事療養費Ⅰ、入院時生活療養費Ⅰの届け出を行っており、管理栄養士によって管理された給食を適時(夕食については午後6時以降)で提供しております。
詳細は下記のページをご確認ください。
明細書の発行について
当院では、診療費お支払いと同時に、診療明細書を無償で発行しています。
明細書には詳細な医療費の内訳が記載されています。
公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても明細書を発行しています。
発行を希望されない場合は、支払い窓口でお申し出ください。
保険外負担に関する事項について
当院では、健康保険が適用されない自費料金があります。
詳しくは①、②のとおりです。
一般名処方加算
現在、一部の医薬品については十分な供給が難しい状況が続いています。当院では後発医薬品の使用促進を図るとともに医薬品の安定供給に向けた取り組み等を実施しています。
そこで後発医薬品のある医薬品については、特定の医薬品名を指定するのではなく薬剤の有効成分をもとにした「一般名処方」を行う場合があります。一般名処方についてご不明な点等がございましたらスタッフまでお声掛けください。
また令和6年10月より後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)については、患者さま自らが長期収載品を選択した場合に、後発医薬品との差額の一部を「選定療養費」として自己負担していただくことになりました。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について
患者さんの希望により長期収載品を処方した場合、長期収載品と後発医薬品の差額の1/4に相当する金額について、選定療養費(特別の料金)として患者さまの自己負担となります。
厚生労働省 患者のみなさまへ
機能強化加算
地域におけるかかりつけ医機能として、必要に応じ、以下の対応を行っています。
➀他の医療機関の受診情報及び処方されている医薬品を把握し、必要に応じて服薬管理を行っています。
➁必要に応じ、専門医師又は専門医療機関への紹介を行っています。
③健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じています。
④保健・福祉サービスに関する相談に応じています。
⑤診療時間外を含む、緊急時の対応方法等に係る情報提供を行っています。
※厚生労働省や都道府県のホームページにある「医療機能情報提供制度」において、かかりつけ医機能を有する医療機関を検索できます。
厚生労働省 医療情報ネット(ナビイ)
届出を行っている施設基準
・一般病棟入院基本料(急性期一般入院料5)
・地域包括ケア入院医療管理料2
・療養病棟入院基本料1
・結核病棟入院基本料(10対1入院基本料)
・診療録管理体制加算3
・療養環境加算(一般・結核病棟)
・重症者等療養環境特別加算
・療養病棟療養環境加算1
・在宅復帰機能強化加算
・医療安全対策加算2
・感染対策向上加算2
・後発医薬品使用体制加算1
・データ提出加算1及び3(200床未満)
・入退院支援加算1
・認知症ケア加算2
・せん妄ハイリスク患者ケア加算
・入院時食事療養/生活療養(Ⅰ)
・喘息治療管理料
・がん性疼痛緩和指導管理料
・ニコチン依存管理料
・がん治療連携指導料
・薬剤管理指導料
・時間内歩行試験およびシャトルウォーキングテスト
・画像診断管理加算2
・脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅲ)
・運動器リハビリテーション料(Ⅱ)
・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
・酸素購入価格届
・別添1の「第14の2」の1の(3)に規定する在宅療養支援病院
・在宅時医学総合管理料及び施設入居時等医学総合管理料
・在宅がん医療総合診療料
・医療情報取得加算
・医療DX推進体制整備加算
・機能強化加算
・協力対象施設入所者入院加算
・入院ベースアップ評価料31
・外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)