検査結果書の内容について

当財団では、浄化槽法定検査の終了後、当該浄化槽の管理者に対して、「検査結果書」を交付しています。
また、検査結果は、所轄行政庁、保守点検業者にも報告される仕組みとなっています。
検査結果書は、建築物の建て替え及び増改築の際に必要な場合がありますので、次回の検査結果書が発行されるまで大切に保管しておいてください。

検査結果書の内容

①浄化槽番号

浄化槽１基毎に設定された施設番号です。お問い合わせをいただく際には、この番号をお伝えください。

②外観検査

外観検査については、浄化槽の設置場所において、その設置されている状況を観察するとともに、浄化槽内部を目視することなどにより実施しています。

【検査項目】
・設置状況
・設備の稼働状況
・水の流れ方の状況
・使用の状況
・悪臭の発生状況
・消毒の実施状況
・か、はえ等の発生状況

検査項目の右に“〇”が記載されている項目は、望ましい状態にあるまたは異常が認められなかった検査項目であり、“※”が記載されている項目は、望ましくない状態または異常が認められた検査項目です。詳細につきましては、「⑥所見及び留意事項」をご覧ください。

③水質検査

水質検査については、別記に掲げる各検査項目の判断方法に照らして、異常が認められるか否かを検査しています。ただし、水質検査の結果が別記に掲げる範囲に該当しないことのみをもって、直ちに当該浄化槽の設置及び維持管理が不適正であると判断されるものではありません。

※汚泥沈殿率（SV）は、対象となる処理方式の浄化槽のみ7条検査において実施

＞＞＞水質検査に係るチェック項目及びその判断方法（PDF）

④書類検査

書類検査については、保守点検及び清掃の記録、浄化槽設置届出書等を参考とし、浄化槽の保守点検及び清掃が適正に実施されているか否か、適正に設置されているか否か等について検査しています。

・保守点検の実施状況
・清掃の実施状況
・設置申請状況

検査項目の右に“〇”が記載されている項目は、望ましい状態にあるまたは異常が認められなかった検査項目であり、“※”が記載されている項目は、望ましくない状態または異常が認められた検査項目です。詳細につきましては、「⑥所見及び留意事項」をご覧ください。

⑤総合判定

総合判定については、外観検査、水質検査及び書類検査の結果を総合的に勘案して、「適正」、「おおむね適正」及び「不適正」のいずれに該当するかを判定しています。

⑥所見及び留意事項

所見及び留意事項には、外観検査、水質検査及び書類検査において、改善すべき事項及び今後注意しなければならない事項についてチェック項目ごとに記載してあります。記載された内容に従って、保守点検を委託されている保守点検業者の方、浄化槽施工業者の方または当財団の担当検査員に相談し、適切に対処してください。
外観検査と書類検査に異常が認められないにも関わらず、水質検査の結果に異常が認められた場合、検査結果書裏面に掲載しております「浄化槽の使用について」をご覧いただき、現在の使用状況をご確認ください。放流水質の悪化には下記のような原因が考えられますが、施設の状況により対応方法が異なるため、ご不明な点は担当検査員までお問い合わせください。

検査結果書の再発行について

※当財団では検査結果書の再発行も承っております（再発行手数料：1,000円（税込））。

ご依頼の際は、当財団までご連絡の上、下部より検査結果書再発行依頼書をダウンロード、並びにご記載いただき、窓口までお持ちください。

＞＞＞検査結果書再発行依頼書（Word）

＞＞＞検査結果書再発行依頼書（PDF）

お問合せ先（浄化槽検査担当）